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神田、神保町、そしてお茶の水

東京の街には色々な顔があるけれど、 都会の真ん中にあるのに 色んな時代を感じられて、 その雰囲気が上手い具合に混ざり合って 独特の街の味になっている所って 他にないのではないかな。 昔の人の手で作られたものが 大きな建造物のそこここに残っているのが面白い。 神田駅の高架橋は素敵なレンガ造りだし、 お茶の水駅の駅舎は未だに一部木造で 白いペンキが塗られていて 何とも可愛らしい。 高層ビルが少ない訳ではないのに 駅の周辺が丘になっているから 圧迫感がなく、都会なのに空が広い。 橋の上から神田川を眺めると、 四季の花が川辺を彩っていてなんとも風流。 古本屋、レコード屋、山岳道具屋、楽器屋,,, あらゆるジャンルで趣味を持つ人々が この街では時を忘れてお目当てのものを物色している。 ショッピングモールばかり増えて 近頃は小さい規模の商店が都市では少なくなったけど、 ここにはあるある、お店だらけ。 それぞれのお店の専門分野がはっきりしているのが いさぎよくてとてもよい。 飲食店もしかり。 中華、洋食、ラーメン、カレー、そして喫茶店,,, それぞれのお気に入りの店を決めるのも難しいほど 個性のあるお店がこのエリアに密集している。 この街は古くて新しい、カルチャーステーション。 ふっと散歩したくなる所。

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photograph / text:Yayoi Arimoto