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夕暮れ時が似合う町、赤羽。

河原で草野球をする人たちのスライディングの砂埃も 駅前の交差点を家路に急ぐ人の波や、京浜東北線の走り抜ける音も、 太陽がゆっくり沈んで行くのを淡々と受け止めながら また明日ね、と同じ様に繰り返しここで会えることに 静かな喜びを感じている様に見える。 何十年経っても変わらず人が絶えない居酒屋の名店の数々は 堂々とお昼からのれんをはためかせている。 いくつもある商店街を、黄色い帽子の下校中の小学生達たちが にぎやかに走り抜ける。 そこに見るのはニュータウンとは正反対の風情だが、 変なレトロ感覚とは違って居心地がいい、あんばいがいいのだ。 大型のマンションが建ち並ぶ様になったこの頃だけれど、 新旧融合の妙が際立った感じ。 そんな不思議な魅力のある赤羽、活気のある東京の町だ。

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photograph / text:Yayoi Arimoto

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