TBT’s EYE

Dismaland

Banksyが作り上げた夢の国、その名はDismaland
イギリスの交通網の中心であるパディントン駅から電車に揺られること2時間半
Weston-super-mareという海沿いの街にその夢の国はある。
夢の国とは言ったがDismalandはDismalとはLandを組み合わせた造語だ。
Dismalとは「陰鬱な」なとかいう意味で、Banksy好きな私にとっては夢の国だが、一般的には悪夢の国と言った方が良いかもしれない。
とにかくスタッフがやる気がないというか意地悪
もちろんそれも含めてエンターテイメントなのだが、予備知識無しに行くととまどうこと間違いない。
私がスタッフにされた意地悪の一部を紹介しよう。
・iPhoneで写真を撮ってたら「思い出に残る写真を撮ってやるよ」とiPhoneを取り上げ壁と床を連写される(約100枚)
・入り口でチラシを渡されるのだが渡す前に握られてクシャッとした物を渡される
・プログラムを買おうとしたら30秒くらい無視される。
・テーマパークではおなじみのバルーンを買う時も一筋縄にはいかない。「腹筋をしなきゃ売らない」と言われ、実際に腹筋をしても「見てなかった、今から見てやるから腕立て伏せをやれ」と言われ腕立て伏せを5回させられてからやっと買えた。
・ピンポン玉を投げ鉄の塊にあてるゲームがあり、当てることが出来るとブレスレットがもらえるのだが、お金を払っても1分ほど待たされた挙句ピンポンは手渡しはされず、投げて渡された。幸運にも的に当てることができたのだが、もちろん手渡しされる事はなく、投げられた。

展示作品はBanksyのものだけではなく世界中のアーティストの作品が集められている。
私の大好きなespoや東京にもステッカーや作品がたくさんのこされているlushの作品も展示されていて嬉しくなった。

メインのシンデレラ城にも面白い仕掛けが隠されている。
中にはいるとポートレートを撮ってくれるのだが、壁にアヒルの人形が付けられていて、それをみながらニッコリ笑うように指示されそこで一枚。
そのまま進むとシンデレラの事故現場があらわれる。複数のパパラッチがシンデレラを助けることもなくただ写真を撮っている現場なのだが何とも不気味で、ダイアナ妃の悲惨な事故を思い出させる。
出口ではさっき撮った写真を買うことができるのだが、なんと入り口で撮った写真が事故現場に合成されており、事故現場をみて微笑む自分の写真みてゾッとした。

インターネットやメディアなど、画面を通して得る情報や空気感は実際に足を運んで自分の目で見たもの、感じた空気感とは違う。
今回の旅で思ったことは、前回のブリストル美術館での個展の時にも思ったのだが、やはりBanksyは多くの人々に愛されているという事。
ホテルの従業員が「Banksyのおかげでこの街が世界中から注目される事になって嬉しい」と言っていたのが印象的だった。

8/22~9/27までの期間しかオープンしてなく、期間中15万人ほど来場し、36億円ほどウェストンスーパーメアに経済効果を生んだそうだ。
Dismalandで使用されたものはフランスのカレーにある難民キャプの近くに輸送されシェルターとして利用されるとサイトに書いてあります。(英訳が間違っていたらすみません)
(IKEGAMI)