milano design week 2014 tokyo designer week tokyo imagine 2014.04.08~04.13

「ひとつひとつの和菓子に魂を込めて来た、
創業寛永3年の老舗が新たな挑戦に」

創業寛永3年の老舗和菓子店「甘養亭」は、「みのぶまんぢゅう」というおまんじゅうで有名なところ。
現在の16代当主とその息子2人が現在のお店の屋台骨となっています。
歴史深い甘養亭に、お二人の息子さんたちが新たな息吹を入れはじめました。
世界への挑戦です。

山梨県身延町には身延山久遠寺と呼ばれる、鎌倉時代に日蓮聖人が最後の地と選び開山したお寺があり、この身延山の一角に、甘養亭があります。甘養亭は代々その身延山久遠寺の町方総代を務めるほどお寺と深いつながりがあります。
「14代当主の時代,身延山に参拝するお上人様や信者さんは何日もかけてクタクタになりながら歩いて登ってくるしか方法しかなかった時、その人達に甘いものを食べさせてあげたいと身延山の名物になるものを作るよう時の法主様に命ぜられ生まれたのが「みのぶまんぢゅう」です。僕自身お茶うけなどで自分の作ったまんぢゅうを食べますけど美味しいと思っています(笑)よそには出せない味ですよ」とは、甘養亭の16代当主・池上宗久さん。老舗の和菓子店は、創業寛永3年で388年の歴史があります。
「みのぶまんぢゅう」と羊羹はとにかく「餡」にとことんこだわっていて、小豆は風味・色艶・舌触りなどのよい北海道十勝産だけを使用しています。まんぢゅうの命といえる蜜は一子相伝で14代から15代,16代,17代と当主にのみ伝えられており、もちろん口伝です。皮と餡のこだわりにより、この味は代々守られていきます

創業寛永3年の老舗和菓子店  甘養亭

その甘養亭が、斬新なデザインを施した「落雁」※を携え、今年の“ミラノサローネ”に出店することになったのは、偶然がかさなったおかげといいます。次男の池上宗遠さんが、昨年の東京物産展のイベントに参加し、スタッフ側と意気投合。老舗の和菓子店の常務の宗遠さんは、グラフティアートに造詣が深く、友人も多いということもあり、和の落雁に斬新なデザインを施したら面白いことができるのでは?と考え、今回のプロジェクトがスタートしました。
「落雁の木型を作れる人は、実は日本に数人しかいないんです。そのため、彼のスケジュールを抑えるのが容易ではありません。このプロジェクトが動き出したのが年明けだったので、ほんとうに2ヶ月足らずで完成に持ち込みました。普通だったら、何倍もの日数がかかると思うのですけど、多くの人がスピーディに動いてくださったおかげで出来ました」

落雁 ‒ トラディショナル(桜)

桜の花びらを斬新なデザインで表現した落雁は、“抹茶・ストロベリー・シナモン・レモン・ペパーミント”と5つの味を表現した。
「せっかくミラノで外国の人に甘養亭を紹介するならと、味に関しても繰返し試行錯誤しました。大多数の外国の方は落雁を見たこともない人も多いと思うんですよね。そこに、さらに抹茶・ストロベリー・シナモン・レモン・ペパーミントといった風味を加えて、もっと驚いて興味を引いてもらいたいと思って。イベントではブースに来てくれた人々に試食していただけるようにするので,現場で食べてもらった感想をうかがうのがとても楽しみです」。 「生地を木型で打ち茶の湯の発展を背景に育まれてきた落雁は、日本古来の和菓子です。

落雁 ‒モダン(富士山・桜)

今回「桜」と「富士山」の2種を作りましたが、「桜」はは和三盆のみを使用して作っているので湿度や打ち加減に気を遣いました。
使用している砂糖は、きめ細やかで口溶けがいい【和三盆】という日本でしか作られていないもの。【和三盆】が外国の方にどう届くのかも楽しみですよね」とは、実際にこの落雁を作っている宗遠さんの兄である、池上久騎さん。久騎さんは、修行を終えて、甘養亭17代を引き継ぐ跡取りだ。
「ミラノサローネが行われる4月上旬は、身延山は桜祭りで1年でいちばん華やかで忙しい時期です。甘養亭のブースには少しだけど、桜も木もあるので、そういった季節ごと一緒に届けられたらいいなと思います。今回はチャレンジでもあるので、そこで得た手ごたえや学んだことを、今後どう生かすかが僕達の課題です」

※落雁(らくがん)-米などから作ったデンプン質の粉に水飴や砂糖を混ぜて着色し、型に押して乾燥させた干菓子。
甘養亭の落雁は和三盆糖のみを使用した打ち菓子。和三盆糖に水分を加え型に入れ打ち固めた物

身延山御用 御菓子司 甘養亭

身延山御用 御菓子司
甘養亭

山梨県南巨摩郡身延町身延3678
電話 0556・62・0029 FAX0556・62・3243
HP ttp://www.kanyoutei.com
池上久騎さん

池上久騎さん

池上宗遠さん

池上宗遠さん

落雁ー桜 日本を象徴する桜の花の形に天然素材で淡く色づけをした、伝統美を追求した落雁です。10個セット:¥1,800(予定・税別)材料:徳島産和三盆糖、金粉、銀粉、竹炭、天然由来の色素)
落雁ー富士山 古くから伝わる和三盆に、新しいデザインを織り交ぜた、今までにない落雁です。6個セット:¥2,000(予定・税別)材料:徳島産和三盆糖、京都産抹茶、レモンパウダー《アメリカ産、イタリア産の混合》、ヨーロッパ産ストロベリーパウダー、マレーシア産シナモン、アメリカ産ペパーミント、天然由来の色素)

煙草を吸うという行為から、
煙草を嗜むすべての行為を楽しむという志向に変わってきた現代。

最近では煙草を吸う場所も減ってきて、煙草を吸う人も年々減少していると言われています。しかし、そんな中で、煙草を吸うその瞬間だけを楽しむだけでなく、もっと煙草をとりまくアイテムなどにこだわって煙草を嗜むという考え方は、新しいのではないか?と考えます。ちょうど、デジタル流行の音楽シーンの中で、アナログ(LP、EP)が若い人も巻き込んで人気があるのと似ています。音楽をただ聞くだけでなく、集めたり、飾ったり、針に落とす瞬間や盤をひっくり返すのを楽しんだり…。江戸時代に流行った、たばこ盆やキセルケースは、煙草を吸うことをもっと楽しむ思考が生んだ、大衆文化のひとつです。こうした喫煙具ひとつひとつに、人々の“粋”が込められていて、今では高い評価がされているものも少なくありません。

私たちは、こうした煙草を嗜むことに新たなデザインを施したら、どんなものが生まれるかに着目しました。
現代のたばこ盆とキセルケース。新しいたばこ盆は、お茶やコーヒーといった飲み物とたばこの香りがミックスした際のフレーバーを楽しむキットです。
そして、もうひとつは、帽子。まったく新しい創造で、アイテムを提案いたします。

新たばこ盆 Designed by Jo NAGASAKA in collaboration with Jin KURAMOTO

キセルとトレイ、カップをセットにしたもの

interview

古来から日本で使用されてきた“たばこ盆”を現代的解釈で考え直し、キセルとトレイ、カップをセットにしたものです。お茶やコーヒーなどの飲み物と、たばこの味や香りを同時に愉しんでいただくことで、より豊かな時を過ごしていただきたいという思いが込められたキットです。くつろぎの時間をよりよく楽しむことが出来ます。
“たばこ盆”は400年程前に登場したキセルを吸う際に使用する火入れと灰を捨てる容器がセットになったもので、華美な装飾が施されているものが有名です。
キセルの素材は銅を使用。経年によって色も変化し、使えば使う程、馴染んだ質感を感じる事が出来ます。コンセプトを長坂常が、プロダクトデザインを倉本 仁が担当しました。

倉本 仁 / JIN KURAMOTO STUDIO
1976 兵庫県生まれ 1999 金沢美術工芸大学 産業美術学科 工業デザイン専攻卒業 2000 - 2008 家電メーカー勤務 2008 JIN KURAMOTO STUDIO設立 2013 金沢美術工芸大学非常勤講師
物事の本質を明快な造形表現で伝えるアプローチで家電製品や家具、照明機器、日用品等の様々な製品 デザイン開発に携わり、国内外のクライアントにデザインを提供しています。企業や地場産業のデザイン コンサルティングにも実績があり、商品企画/デザイン開発、構造設計や金型開発を含む総合的な開発 サポートを行います。
iF Design賞、Good Design賞等、受賞多数。

傾奇者ハット型キセルホルダー by ÉDIFICE in collaboration with MANIERA

傾奇者ハット型キセルホルダー

古来から日本人がキセルの持ち運びに使っていたケースを現代的解釈としてファッションアクセサリーであるハットにキセル、刻みたばこを収納出来る機能を付けました。上品なスタイルを提案する日本のセレクトショップ、ÉDIFICEと帽子の本質を追求し常に時代に合ったクリエイションを提案し続けるブランドMANIERAとのコラボレーションによるものです。現代の傾奇者をテーマにしたハットには四季をイメージした日本独自の染料を使用し、春は桜、夏は藍、秋は柿渋、冬は墨を手塗りで1枚1枚仕上げています。テーマとした“傾奇者”とは戦国末期から江戸時代初期にかけて都市部で流行した異風を好み、派手な身なりをし、常識を逸脱した行動に走る者たちの事です。

MANIERA

2005年に設立。彦坂尚史が手掛ける。“名脇役でありたい”(主役を人間あるいは洋服であるとするならば、たまに主役となれるような存在でありたい)というコンセプトのもとでクリエイションを行う帽子ブランド。過去の手法や技法に敬意を表しつつ、決してデザイン本位ではない帽子の本質(被り手の求める付け心地、洋服との相性、普遍的な美)を追求しています。

ÉDIFICE

1994年に設立したセレクトショップ。ファッションだけでなく、ライフスタイル全般に興味を持つ高感度な男性顧客層を主な対象とし、時流を捉えたデイリーカジュアル~ドレスウェアーまでを提案。こだわりを持ち、居心地良く空間演出された店舗で、高品質な商品と接客でエディフィス流の大人の男の上品なスタイルを提案しています。

まさに一期一会を楽しむことができる、
日本屈指の最上級のお茶。

151E(いちごいちえ)は、福岡に拠点をおくブランド。日本で39名のみ認定されている日本茶鑑定士のひとりで、九州のお茶に精通する山科康也氏が携わり、奥深い味わいを常に探求。
和と洋をミックスしたデザインのお茶の袋ととともに、日本のおもてなしの心を、この“ミラノサローネ”に運んできました。

日本茶 151E / The collection of traditional Japanese green tea

日本屈指の最上級のお茶。

古くよりお茶の栽培が盛んな九州地方。その玄関口である福岡に拠点を置く151E(いちごいちえ)では、九州7県から厳選した個性豊かな茶葉を取り揃えています。さらに、九州各地から取り寄せた郷土色豊かなお茶菓子も充実した品揃えで、お茶の楽しみを一層引き立てます。151Eがセレクトした茶葉は、福岡・八女煎茶、鹿児島・知覧深蒸し茶、長崎・世知原玉緑茶など、九州各県の茶畑を巡って吟味したここだけの逸品ばかりを集めました。また、旨味や渋みを引き出す”火入れ”と言われる焙煎作業は、日本に39名のみ認定された日本茶鑑定士の一人で、九州のお茶に精通する山科康也氏の手によるものです。九州の豊穣な大地と感性豊かな日本人の手で育まれた、お茶の奥深い味わいとおもてなしの心をおたのしみください。
※九州は東京から遠くはなれた西に位置する広大な島で、豊かな自然と多くの農産物が生産され、なかでも日本茶は全国の約4割を生産しています。その歴史は古く、12世紀の鎌倉時代に日本最初の禅寺を開いた栄西禅師が、中国から持ち帰った茶の種子を九州北部の佐賀県背振山に植えたのが始まりとされています。

草履から生まれた、
まったく新しい形のビーチサンダル

祇園ない藤が生み出した、まったく新しいビーチサンダル「JOJO」。草履の持つ普遍的な機能に、現代の構造美を取り入れました。原点を見つめながらも未来づくりに挑戦する、ない藤の新しい取り組みmana PROJECTです

草履 祇園ない藤 / JOJO New shape of flip-flops from Gion, KYOTO

草履から生まれた、まったく新しい形のビーチサンダル

京都で100年を越えてはきものを作り続ける、「用と美」伝承によるモノ作りの老舗、祇園ない藤。確かな技と情熱を秘めた職人が、日々の工夫と美意識、その心づくしの手仕事によって、美しい日常の名品に、時を超える命を吹き込みます。原点を見つめながらも未来作りに挑戦する、ない籐の新しい取り組みmana PROJECT。その第一弾として生まれた、まったく新しい形のビーチサンダル『JOJO』は普遍的な機能性と構造美を併せ持つ、日本のモノづくりで美しい日常を彩る履物です。この新しい形の”ぞうり”JOJOは、様々な場所、好みと出会って取り込まれ、多様な顔を持つ使い手に寄り添うデザインになっています。今と古がまぜこぜの履きやすく美しい着脱自在な履物を街で浜辺で室内でと普段の暮らしに利用し、その楽しみの中に日本の風、日本の眼差しを感じてください。
JOJOの特徴でもある印象的な形の特殊なパーツは、前ツボと言います。この前ツボが指肢にひったりとフィットして力が入りやすい構造です。「長く履くと疲れる」という悩みを大幅に軽減します。素材には哺乳瓶の乳首に使われる特殊ゴムを使用しています。ゴム底には、強度や耐摩耗性に大変優れているSBRというゴムを採用しました。ゴム底の中には、へたりにくく、弾力性かあるEVAを使用し、硬いアスファルトの上でも足に負担をかけないようになっています。花緒は、ゴム草履で足を痛めるポイントのひとつです。『JOJO』は、この花緒部分に水着などで使用される、摩擦に強く伸縮性に優れた素材を選び、花緒の構造に工夫を凝らし、足当たりの良さと、長時間履いても疲れない抜群のフィット感を実現しています。

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