ページトップ画像

EXHIBITION in Milano Salone 2013 | 現地レポート

10 Japanese Designers in Koloro-desk EXHIBITION in Milano Salone 2013

ミラノサローネで開催された「10 Japanese Designers in Koloro-desk」展
の概況をご紹介します。

会場構成はトラフ建築設計事務所。彼らのプロダクトであるコロロデスクと、空気の器で会場を構成しながら、そのコロロデスクを各デザイナーに1台づつ提供し、無煙たばこのホルダーデザインの試作品および、各デザイナーが自身の作品や考え方など、自由な表現で展示を行った。

展示では、無煙たばこホルダーのデザインプロセスに焦点をあてるデザイナーがいれば、ホルダーのコンセプトを明確にさせるデザイナーや自身のこれまでの作品と同列に紹介し、個人のスタンスを明確にプレゼンテーションするデザイナーもいた。このような様々な表現がコロロデスク上で行われる事によって、来訪者はコロロデスクの様々な利用方法を知る事ができ、ポップな色使いは2013年のサローネのトレンドも一致した事から、非常に評価が高かった。

もう1つ評価が高かった理由に、最近イタリアで電子たばこが解禁され、今後電子たばこのホルダーデザインなどが進められる中、タイミングを合わせたかの様に電子たばこに近い無煙たばこのホルダーデザインがプレゼンテーションされた事もあった。日本だけではなく、世界的にも電子たばこ、無煙たばこが注目され、更にはホルダーデザインを通してのコミュニケーションのあり方が求められていくと予想される。こういったところに新鋭デザイナー達が関わっている意味は大きいだろう。

ミラノで発表された展覧会ではあるが、6月には東京でも行われる事が決定した。世界中からデザイン関係者が集まるミラノ・サローネでも好評価だった若き日本のデザイナー達の作品を是非見て頂きたい。

 

Credit


Photograph:Takumi Ota

CONTENTS

Photograph

Others 2012.07.08

Photograph