珈琲を飲むとき、何にこだわっていますか。ブラジル産のコーヒー豆で淹れている。ハンドドリップで淹れたコーヒーを飲んでいる。特別なミネラルウォーターを使っている…。珈琲には、さまざまな楽しみ方があるので、どれが正解なんてきっとないと思う。
ただ、今のこだわりに何かをプラスするだけでも、いつもの珈琲がさらに美味しくなるのは間違いない。
豆や淹れ方にこだわるショップが多い中、『珈琲や』のこだわりのひとつに、“焼き立て”がある。常時30種類以上の世界中から集められたコーヒー豆を、お店オリジナルのロースターで“焼き立て“を提供。しかも、200gから対応してくれるので、気軽にオーダーが可能だ。もちろん、焙煎の仕方は、浅め、深めなどのお好みに対応。初めての人には、「お好みのコーヒーをうかがい、豆の種類、おススメの焙煎方法などを丁寧に教えてくれるのもポイントが高い。

珈琲や新中野本店 店長の永井 ちとせさんに、お話を伺いました。
永井「コーヒーを飲むことが日常化している人は多いと思いますが、焼き立てのフレッシュな豆で淹れたコーヒーを楽しんでいる人はそんなに多くないと思います。『珈琲や』の豆はご注文をいただいてから豆を15分くらいかけてその場で焼くので、フレッシュな豆をお持ち帰りいただけます。焼き立ての豆で淹れると、香りや味の違いが飲んでスグわかると思います」
お客さまからのオーダーで、スタッフがひとりひとり、ロースターで豆を焼く。
焼き立ての豆の香りが店内に漂うのは珈琲好きにはたまらない。
永井「200gを焼くのにだいたい15分くらいかかりますので、その間に珈琲を1杯無料サービスしています」
珈琲豆を焼くコツを聞いた
永井「ロースターに生豆を入れて火をつけます。しばらくすると、だんだん茶色くなり、パチパチパチって音が鳴るんです。爆ぜる(はぜる)といいます。爆ぜてくると焼き上がりが近いので一気に集中。音、香り、豆の色をよく見てベストな状態になったら窯からあげて急速冷却。最後にチャフという薄皮を取り除く作業をして完成です」

『珈琲や』は現在、3店舗。新中野本店と、三鷹工房、そして今回取材でおじゃました東小金井工房である。
永井「もちろん、どのお店にもオリジナルのロースターがあるので、その場で豆を焼きます。新中野本店はお店が小さいから、ずっとスタッフが焼いているイメージがあるかも。香りがお店に充満しています。
東小金井工房は、喫茶スペースも十分にありますし、ロースターもたくさんあるので、街の雰囲気と一緒でとても穏やかですよね(笑)。
その街に根付いた珈琲ショップにしたいというのは、『珈琲や』の理念でもあります。駅の近くに、パン屋さん、お花屋さんなどがあたり前にあるように、『珈琲や』もそうありたいと思っています。店名には、街の珈琲屋さんと気軽に呼んでいただけたら、という意味も込めてます」
東小金井工房は、お店に入ってすぐ、麻袋に入った珈琲豆や、木箱に入った珈琲豆が並んでいるのが目に飛び込んでくる。常時約30種類以上の世界中から集まった珈琲豆がある。
永井「珈琲豆って、今はあるけど来月は入ってこない…。というのがちょくちょくあります。輸出入の関係もありますし、その国の天候状態などで珈琲の木が病気だったり、輸出できるほど多くならなかったりなど、原因もさまざま。
だから、常に新しい豆の仕入れも気にしています。どれを採用するかは、サンプルで入ってきた豆を焼いて研究しています。焼き加減もいろいろ試してテイスティング…。サンプル焼きは楽しくて没頭してしまいます(笑)」
あなたの、珈琲ライフにアクセントが必ずつく、『珈琲や』の焼き立ての豆、
わざわざでも、買いにでかける意味ありです!
